来客のない奇妙な館 ~シャドーハウス考察ブログ~

ヤングジャンプで連載中のソウマトウ先生作、“シャドーハウス”の考察ブログです。

62話まで

ケイトの顔とエミリコの顔

さて、さんざんこれまでブログで指摘しておきながら、ぜんぜん書き上がらなかった記事をこれより上げたいと思います。

その指摘とは、ズバリ「ケイトの顔とエミリコの顔は本当に一緒なのか?」という疑問です。

“確かにそう思う!”という方と、“いや二人の顔は一緒だ!”と思う方が半々かと存じますが(当ブログ調べ)、SNSを見ていると連載初期から今年初頭までは前者が、最近では後者の方が多いように感じます。

実のところ、私自身もそうなんですけどね。
最近のエミリコの様子を見ていると「なんだできるじゃないか…いい顔だ」なんてジョンみたいなことを度々思いながら読んでいます。


しかしこう言っては何ですが、詳細に物語を読み返していくと幾つか疑問に思う部分があるのもまた事実です。

今回の記事ではそうした部分に焦点を当てて、誰もが抱くケイトとエミリコの関係について書いていきたいと思います。


続きを読む

沈黙のエミリコ

なにやらハードボイルドなタイトルですが、特に歴代の作品群とは関係ありません。

ただ単に、今回の記事の内容を簡潔に表すのにはこれで良いか、と軽い気持ちで付けただけですのであまり気にしないで下さい。


エミリコはといえば、明るさがトレードマークですよね。
最近のキャラクター紹介では『元気・丈夫・食いしん坊』という緊張感のない解説がされていますが(逆にケイトの紹介が非常に重い)、概ね合っているので微笑ましいです。

見た目美少女ですが、紹介文だけ見ると少年ジャンプの主人公みたいですね。

淑女感満載のケイトと比較するのは気の毒ですが、下手するとリッキーよりも少年度(?)が高い気がします。まあ流石に、ジョンみたいに木の棒拾って「カッ、カッ、カッ」はしないでしょうけども…。(第59話参照)

とにかくエミリコは元気満載な少女です。陰謀渦巻く作品の主人公とは思えませんが、彼女がいるからこそ、共に楽しみながらシャドーハウスという館の謎を解くことができるのです。

ケイトも言っていた通りエミリコに救われた登場人物は多いですし、もしもエミリコがいなければその名の通り鬱屈とした“影の屋敷”だったことでしょう。(これ、前も書いたな…。)


もっともその性格が逆にピンチを招いたり、更にはチャンスを呼び込んだりすることもあるのでケイトも冷や冷やものですけどね。


ところが、そんな彼女が思ったことをすぐ口には出さず、口を閉ざした場面がありました。

『ぐぬぬっ』でも『冷や汗ダラダラ』でもなく、真顔のまま無言で、です。

今回の記事では第58話でエミリコが見せた表情にスポットを当てたいと思います。



続きを読む

真夜中の徘徊者

タイトルは平成15年にフジテレビ系で放映された「ほんとにあった怖い話」(略称:ほん怖)の一エピソードから拝借しました。

恐い話が好きな人ならご存知かも知れませんが、『あるサラリーマンが真夜中に徘徊する看護士の幽霊に追いかけられる』、というのが大筋のストーリーです。

似た話として、ビートたけし氏が司会をしていた “奇跡体験アンビリバボー” でも再現ドラマがありましたので、それで目にしたことがある方もいるかも知れませんね。

知らないという方は検索を…、と言いたいところですが、苦手な人にはトラウマ級との評判ですので、閲覧にはご注意下さい。

ちなみに、私はアンビリバボー版の方が恐怖度が高くて好きですね。主人公がサラリーマンではなく入院患者、というリアルな設定も恐怖を倍増させてくれます。


さてさて、以上の2番組を紹介したのは別にフジテレビの宣伝ではありません。無論、シャドーハウスについて語るためです。

第62話で台車を引きながら、真夜中に怪しく廊下を歩いていた1対の影。
今回の記事では、彼女達が何をしようとしているのかを推測してきたいと思います。



続きを読む
最新コメント
アクセスカウンター
  • 今日:
  • 昨日:
  • 累計:

  • ライブドアブログ