来客のない奇妙な館 ~シャドーハウス考察ブログ~

ヤングジャンプで連載中のソウマトウ先生作、“シャドーハウス”の考察ブログです。

107話

黒髪で町外れに住んでいて潜入得意な人物

前記事では第107話について気付いたことを大量に挙げました。

まだこんなに様々な謎を出してくるとは、シャドーハウスは底知れませんね。

以前シャドーハウスの伏線や謎について「三歩進んで二歩下がる」と表現しましたが、もはや「百歩下がって一歩も進マズ」みたいな状態です。第99話のパトリックではありませんが「ケイト知っていることがあるなら教えてくれ」と叫びたい気分ですよ。

あと数時間で第108話が公開なのでそわそわしてきました。

我々は一読者としては、あれやこれやと想像し、じっとソウマトウ先生の正典を待つのみです。
まあそれも楽しい時間ですよね。


ただ、それでもなんだか落ち着かないので、一点のみについてちょっとした推測をしたいと思います。

それは、第107話の語り部となった一人の女性についてです。

現在のケイトの行動と彼女の生涯を想像した時、何だかこれまでの描写が腑に落ちる気がしたんですよね。

今回の記事では、そこに焦点を当てて書いていきたいと思います。


では第107話のネタバレを含みますので、続きよりどうぞ。



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第107話を読んでの疑問・気付いたこと(箇条書き)

第107話は珍しいエピソードでした。

全て、とある人物の回想で語られていたからです。

こう見るとシャドーハウスって本当に童話みたいですね。
もしかしてココ(「黒」の主人公)が描いた物語かも?、なんてことを考えてしまいました。


ところで第107話も謎多き回でしたね。

第106話ラストのケイトの台詞には驚かせられましたが、その種明かしではなく、むしろ謎が大いに深まった回といえます。

おまけに今回は、前回と違い次話の公開がもう迫っています。

う~ん、新情報ばかりで目が回ってきそうです!!

これを直接聞いてるエミリコはもっと大変でしょうね。

考えてみれば「こいつもグルなのかー!!」(第97話)からまだ一日も経ってないですし、こりゃ頭渋滞でリタイア必至です。

I’m busy!(昔こんな歌詞の歌がありました)


ただそうはいえ、溢れる疑問を我慢できません。

そこで今回は、第107話を読んで疑問に思ったこと、気付いたことをざっと挙げてみました!

タイトルにある通り箇条書きですので、一つ一つの疑問についてはあまり掘り下げられていません。そこのところはご了承頂ければと思います。

では続きよりどうぞ。



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第107話 独白

シャドーハウスの3周年記念日が近づいていますね。
来週の月曜日、9月6日が連載開始日です。

今年は何も準備していないので正直どうしようかと悩んでいるのですが、とりあえず恒例の年表だけは完成させたいなと思っております。(1,2年目と違い今年の年表はかなり長いです)


ところでシャドーハウスは来週に満3年を迎えるわけですが、今現在は「3年目」です。

ちょっとややこしいですが「○年目」と「満○年」は1年ズレがあるんですよね。時々ごちゃごちゃになってしまい「え~と、確か2018年連載開始だから……3年目!」みたいに逡巡することしばしばです。我ながらもうちょっと頭の中を整理しなさいと思いますね。

しかし、1年のズレがある数え方で最も有名なのは「数え年」ではないでしょうか?

生まれた時点で1歳、以降は正月を迎えるごとに1歳ずつ加算していくという、昔の年齢表記法です。

現代でも厄年を確認するために使われることもありますね。何気にまだまだ身近な旧習慣の一つです。


さて「数え年」についてですが、なぜ生まれた時点で「1歳」とするのかについては幾つか説があります。例えば、よく挙げられるのは物を数えるにあたって「1,2,3,…」と数えるのに、年齢だけ「0,1,2,3,…」と数えるのはおかしいという考え方です。

言われてみれば分かる気がします。西暦もA.D.1年~A.D.100年が「1世紀」ですものね。(そういえば2000年当時、ミレニアム=21世紀開始と勘違いしている人が多かったのを覚えています。これを知る人も、もういい歳になってしまいました。)


そしてもう一つ挙げられるのが、胎内で十月十日過ごしているのだから生まれた時点で「1歳」である、という考え方です。こちらの説の方がご存知という方も多いかも知れませんね。


ただ、もしも仮にです。

もしも母体に何らかのトラブルがあり、胎児が予定通り産まれなかったとしたらその場合はどうなるのでしょうか。

この件について最も有名なのは応神天皇の母・神功皇后かと思います。学のある方なら三韓征伐のエピソードがすぐに浮かんだことでしょう。

しかし、私は全く別の例が頭に浮かびました。

ブラックジャックの“ピノコ”です。

ネタバレになってしまうのですが、天才外科医・ブラックジャックの助手を務める彼女は、実は姉の奇形腫瘍として生まれました。その腫瘍内に残されていた手足や頭部を繋ぎ合わせて蘇らせたのがピノコです。

つまり、彼女は姉と双子だったということです。

しかし本人は、17年間腫瘍内にいたのだから自分は17歳だと言って聞きません。幼女のピノコがそんな風に背伸びする姿もブラックジャックの魅力の一つですが、先程の「数え年」の論理で言えばその通りなわけです。

改めて、生き物にとっての“命”とは何かについて深く考えさせられる作品です。


さて、ここでブラックジャックに触れたのは、ただ単に私の好きな作品だからという訳ではありません。誤解を恐れずに言うと、巨匠が手掛けた作品よりも奇異な出来事が、数十年前のミラーサイドで起きていました。


「…ケイト、何を知っているんだ?」


またもミスリードを誘った、第68話でのローブシャドーとの論戦。

この時にジョンが発した言葉が脳裏に響きます。



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