来客のない奇妙な館 ~シャドーハウス考察ブログ~

ヤングジャンプで連載中のソウマトウ先生作、“シャドーハウス”の考察ブログです。

高知競馬 マヒカルナ登録抹消

シャドーハウスとは関係のない話題であること、そしてお知らせが遅くなり時機を逸してしまいましたがどうぞご容赦下さい。

昨年末、高知競馬に所属していた競走馬・マヒカルナが登録抹消されたとの知らせがありました。

マヒカルナは、一昨年5月に高知競馬場で個人協賛させて頂いた「『黒』十周年記念特別」レースに出走した競走馬の中で、最後の現役競走馬でした。

初出走から3年。

一応、中央競馬の登録資格は満たしているものの、馬齢と近走成績、そして現在まで新しい情報がないので現役引退した可能性が高いでしょう。

マヒカルナ、今までお疲れ様でした。

そして、これまで楽しませて下さった馬主の甲原晁氏・調教師の田中伸一氏には大変感謝しております。誠にありがとうございました。


さて。

地方所属。それも重賞も制していない競走馬が辿る今後の行く末を鑑みれば、一度は見聞きした競走馬といえども、引退してしまったからには気に留めないのが無難かとは思います。
(理由は書きません。また、競馬に詳しくない方は調べない方が良いです。)


しかし、競馬界隈の事情について知った上で、個人協賛レースを高知県競馬組合様にお願いしたのもまた事実です。

ですので、たとえ一度きりとはいえマヒカルナという競走馬を知ったのも、きっと他生の縁でしょう。


本記事では、これまで楽しませて頂いた恩を返すには至らないかも知れませんが、出走馬10頭を代表してマヒカルナの競走生活をご紹介するとともに、彼女らへのささやかな顕彰を込めて個人協賛レースについても振り返りたいと思います。

それでは長くなりますので、続きよりどうぞ。続きを読む

高知競馬の個人協賛レースの記念品を頂いた話

大分前の話題で恐縮なのですが、先月行われました個人協賛レース"高知競馬「黒」十周年記念特別”の記念品が高知県競馬組合様から頂いたのでその話をしたいと思います。
(何だそれは?と思った方は当該記事をご覧下さい)


協賛レースを開催している公営競技はいくつもありますが、高知県競馬組合様の場合は

・協賛負担金がわりと安価
・以前からサブカル関係の協賛レースが多い
・橋口アナのメッセージ紹介の質が非常に高い

という面もあって協賛レースとしては全国屈指の人気を誇ります。

加えて、高知競馬の場合はレース後に協賛者に記念品が送付されるというかなり嬉しい特典つきです。
(しかも今年は時勢により無観客開催ですが、そうでない場合は協賛者は貴賓室や特別席での観覧も可能だとか)


というわけで、先日(今月頭)に届きました記念写真がこちらです!

DSCN4431


おおっ、滅茶苦茶格好いい! しかも騎手のサイン付き!!

こんな特別感満載な写真、本当に頂いていいんですか!?

今回の優勝馬・フクノソミュールは日高出身の4歳牝馬で、JRAでデビューしたもののその後転厩し、現在は別府真司氏の厩舎に所属しています。同レースではコイツバメカツコも同じ厩舎です。

騎手の宮川実氏は1999年に高知競馬でデビュー、初出走でいきなり初勝利を記録し、後に地方競馬最多勝(当時)を記録するオリジナルステップにも騎乗したことがあります。
2009年に落馬事故により左目を失明するものの「『引退』の2文字は全くなかった」という程の不屈の精神で翌年復活、当日の高知競馬は復帰を祝う協賛レースで埋め尽くされ、協賛者の中にはスタージョッキーの武豊氏の名前が並ぶなどしたそうです。
現在も高知競馬を代表する騎手の一人として活躍しています。


いや~、それにしてもあんな風にレースを開催して頂いた上に、橋口アナの愛のこもった協賛文のご紹介や記念写真まで頂けるとは、協賛負担金を考えるとこんな特別体験を本当にしてしまっていいのだろうかと思ってしまいます。いやいや、本当にありがたいです。


現在、高知県競馬組合の協賛レースは人気が殺到しており、9~10月まで予約でいっぱいだとのことです。

しかしこんな体験できる機会はそうそうないですし、もしもやってみたいと思った方はぜひ申し込むべきだと私は思います。おつりが返ってくるほどの特別体験なのは間違いないです!

そんな得難い経験のきっかけを作ってくれた「黒」とソウマトウ先生。
改めて、10周年おめでとうございます!

そして今回レース開催のために準備して下さった高知県競馬組合様には本当に感謝致します。
どうもありがとうございました。



「黒」を読んで(感想記事-世界観についての解釈-)

今週、連載開始日から丁度10周年目を迎えた、ソウマトウ先生作「黒」。

シャドーハウスが有名になってから暫く経ちますが、未だにSNSでは『シャドーハウスって黒の作者さんなの!?』とか『絵柄が似てると思っていたら同じ人だった!』なんていうコメントを時々見かけます。

それだけ、奇作でもあり名作でもある「黒」は、読んだ人の心に残る漫画だったのでしょうね。

そういえばシャドーハウスの連載が始まった頃、連載予告や巻頭カラーで「黒の奇才、初の週刊連載!」なんていう、明らかに「黒」を意識したコピーが載っていました。

直近の作品ではなくわざわざ「黒」を持ち出してくるということは、それだけ当時の"ソウマトウ先生=「黒」”のイメージは強烈だったのでしょう。

いわば『ソウマトウ作品群』の代表であったともいえます。
(もっとも前作の「ギリギリアウト」はシャドーハウスと作風は異なりますし、何よりKADOKAWAが発行元だったので編集部側がPRしなかった可能性の方が高そうですが)


さて、その「黒」ですが、本ブログをご覧の皆様は読んだことがおありでしょうか?

恐らく既読・未読両者が拮抗しているのではないか、というのが私の推測ですが、未読の方は是非読んでみて下さい。
ソウマトウ先生の絵柄が好み・少し謎のある日常ものが好きだ、という方には楽しんで頂けると思います。

そして、1回読んだだけという方がいましたら、是非もう一度読み返して下さい。
シャドーハウスと同じく、細かい描写に散りばめられた伏線やキャラの感情の機微に、改めて驚かせられるかと思います。


ところで、「黒」に関しては、世界観や各シーン・ストーリーについて様々な解釈がされていますね。謎が謎のまま終えてしまっているので、受け取る側の見方によって読み味が変わる作品といえましょう。
ある意味、明確な答えのない童話や昔話に似ています。

読者の想像にお任せする部分が多い作品については、それで(が)良いという方もいれば、答えがぼやけているのが肌に合わないという方もいるかと思います。

私の場合は、ファンタジーなのだからあるがまま受け止めればいい、というスタンスなのでどちらかといえば前者です。もっとも、こうなると人それぞれの好みの問題ですけどね。


ただ、そうは言っても気になるのは『結局この物語は何だったんだ?』という部分です。

実際に、ココが暮らす世界は奇妙な生物が跋扈し、しかもそれを視認出来たりできなかったりという、常識では測れない場所です。

特に“化け物”と呼ばれる生命体についてはその最たるものでしょう。


そこで本記事では、ソウマトウ先生の過去作や海外メディアの評価を参考に、漫画「黒」の世界観の一部を分析したいと思います。

当然の如く、漫画「黒」のネタバレがありますので未読の方はご注意を。
そしてシャドーハウスについても第71話までのネタバレ含みます。

では感想は続きよりお願い致します。



続きを読む

個人協賛レース"高知競馬「黒」十周年記念特別”のお知らせ

突然ですが、5月24日にソウマトウ先生の「黒」が連載開始十周年を迎えるにあたって、前夜の23日に高知夜さ恋ナイターにて"「黒」十周年記念特別”レースが行われます!
(出馬表はこちらです→地方競馬情報サイトkeiba.go.jp

上記リンクの6R目・17:45発走に掲載されているのが当該レースです!!



……とは言っても、集英社公式ではないので誤解なきようお願い致します。


種明かしをしますと、これは高知競馬にて行われる「個人協賛レース」に私管理人が申し込みをし、先方に無事ご受理頂いたことで実現したレースです。
高知競馬場は以前からアニメ関係の協賛レースが話題になっていますので、ご存知の方もいるかも知れませんね。


今回、「黒」が十周年を迎えるのだから何かお祝いをしたいと考えていたのですが、せっかくだったので数年前から考えていたアイディアを此度実行するに至りました。記念日より一日早いですが、そこは前夜祭ということでどうかお許しを!


私自身は馬券は買ったことがないものの、競馬については歴史や血統などを調べるのが好きで、以前から関心を持っていた分野の一つでした。

最近は、アプリゲームの「ウマ娘」のヒットや、シャドーハウスと同じヤングジャンプに掲載されている「ウマ娘シンデレラグレイ」も人気ですが、このブームに乗じて多くの方が「黒」の連載開始十周年を知って貰えたらなあと思っています。
(ですが、主たる目的は「黒」の十周年のお祝いです。作品の宣伝は協賛レースではNGらしいので)

これも何かの縁かと思いますので、私も人生初の馬券を後日買いに行こうと思います。
もちろん、出走馬の単勝全部買いでいきます!!


ただ本ブログにご来館頂いている方の中には未成年の方もいるかと思いますので、何も馬券を買ってくれとは言いません。

ですが、近年は地方競馬でもWeb中継を行っているところも多いそうなので、もしも時間がある方はご覧いただけますと嬉しいです。
インターネットでは以下の2サイトでご覧いただけます。

YouTubeLive(高知けいば中継)
高知けいば公式チャンネル
https://www.youtube.com/c/KeibaOrJp


ニコニコ生放送(高知けいば中継)
https://live.nicovideo.jp/watch/lv331377524



当日はレース名だけではなく、応援メッセージ(影野作なのでちょっと恥ずかしい)や、運が良ければ名アナウンサー・橋口浩二氏のコメントも聞けるかも知れないので少しワクワクしています。

そして、まずは何よりも無事にレースが終わることを祈っていますが、その上で「ああ、また影野やらかしてるなあ……」みたいな感じで生暖かい目で楽しんで頂ければそれ以上のことはありません。


というわけで、「黒」十周年記念日の口火は私が切りますのでどうぞお楽しみに!

“「黒」十周年記念特別”レース、5月23日17:45に出走です!!


「黒」のウィキペディア新規記事作成

ソウマトウ先生の過去作「黒」の連載開始日10周年まで、残り19日。

本日、ウィキペディアでソウマトウ先生の過去作「黒」の新規記事を公開しました。
黒 (漫画) - Wikipedia

これが調べ上げられるだけ調べた、ありったけの情報です!


Web上でも連載開始当初の情報がほとんどなかったのでそれらを繋ぎ合わせるのが大変でしたが、まあ何とか百科事典としての体裁は整っているかと思います。(既に幾つか手が加えられておりますが、概ね内容は変わっていません)


ただちょっと心残りなのが、台湾や韓国でも出版されたという噂があるのにソース見つからないことと、国内メディア・著名人の評価や感想がほとんど見つからなかったことです。

もしもこのブログを読んでいる方の中に、そうした情報や連載当時のエピソード等々知っているよという方がいましたら是非教えて頂けますと幸いです。
また、ウィキペディアの編集に慣れているという方でしたら私を経由しないでも、直接更新して頂いて全然構いません。(フリー百科事典ですしね。)


さてさて、そろそろ第98話の更新も近づいてきましたが、このままだと本当に第100話と黒10周年記念がほぼ被りそうです。これは忙しくなるぞー!(主にツイッターでファンアートをRTするのが)


ではでは、もし時間があればウィキペディアの「黒」、一瞥だけでも読んで頂けると嬉しいです。また、間違っている記述等ございましたらご遠慮なく御指摘下さい、宜しくお願い致します。


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