いやー、アニメのニュースにも特異日ってあるのかと思いました。

昨日は未明のシャドーハウスのアニメ化発表から始まり、劇場版「鬼滅の刃」の封切り、「シン・エヴァンゲリオン」の公開日決定など、アニメファンの方々にとって目まぐるしい一日だったかと思います。

ニュースの特異日と言いますと1988年10月19日(阪急ブレーブスの身売発表や『10.19』、リクルート事件の強制捜査があった日)が有名ですが、昨日のようにアニメ関連のニュースが集中するのは珍しいのではないでしょうか?

将来、シャドーハウスのアニメ化が発表された2020年10月16日が『10.16』として多くの人の記憶に残る日になれば良いですね。


そんな大ニュースから一晩が明けましたが、まだその熱は収まっていないようです。ソウマトウ先生も驚きの大反響と仰るほどの盛り上がりです。
それどころか一日で仕上げたのでしょうか、記念イラストをツイッターで上げる人も多くなりタイムラインが華やかになってきました。素敵な作品ばかりです!!

シャドーハウスが持つ潜在力はまだまだ未知数ですね。これからもこうやってみんなで楽しんでいきたいです。


さて、昨日は発表が突然だったこともあって(突然ではない発表なんてないですが)急遽お祝い記事を上げましたが、それ以外にも色々考えたことがあるので少し書いていきたいと思います。

まあ、題名にも”雑感”とある通り他愛もないことです。
「書く」というよりは「吐き出す」感じに近いですが、とりあえず長くなりますので続きより書いていきます。
ちょっとネガティブな話もするため、もし気分を害された場合は申し訳ありません。

では続きよりどうぞ。



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昨日、単行本第6巻を買いに秋葉原に行ったのですが、なんだか不思議な感覚でした。

恒例のレポートを作るためいくつか書店を回り、シャドーハウスを見つける度に「TVアニメ化決定!」と書かれた帯を見ては気合いを入れるのですが、街に戻るとなんだか白昼夢にいる気分でした。

丸一日経った今も同じで、「アニメ化ってホントなのかな?」と思う度に6巻の帯を見てホッとしています。“となりのトトロ”ではないですが「夢だけど夢じゃなかった!」みたいな感じでしょうか。

今この記事を仙台で書いているのですが、それでもまだ現実感がありません。
実感を伴っての喜びはまだまだ時間がかかりそうです。


ただ、幾度もアニメ化したらどうなるんだろうと夢想してきたこともあって、想像は尽きません。

制作会社はどこなのか、
監督は誰か、
どこまでやるのか、
声優さんは誰なのか、
2Dなのか3Dなのか、
OPとEDは、
スポンサーはどこか、
コラボはあるのか、
1クールだけのなのかそれともまさかの通年か……


んーっ!どれだけ考えてもキリがないです!!

漫画の何話まで放映するのかについては、最終回でケイトが洗脳の解けたエミリコを抱きしめながら
『大丈夫。どんなに深い暗闇でもきっと、きっと二人なら乗り越えられるわ。エミリコとなら絶対に……!』
みたいなモノローグをエンディングソングに被せて流し、視聴者が安心したところでエンディング終了後、2巻のラストのように画面が暗転し
『これからケイトの秘密を全部話すわ』→第二期へ!
、ていう妄想を以前からしてました。

数年後に読んで恥ずかしくなるやつですが、これから先披露することもないと思いますのでここに書き記しておきます。数十年後の漫画研究者が『こいつこんな妄想してやがるぜ、ひゃっはー!』と思いながら発掘してくれれば本望です、はい。


それにしても嬉しいですね。何回「嬉しい」と言ったか覚えていません。
浮足立ってるのが自分でも良く分かります。今月いっぱいはケガしないように注意したいと思います。


ただ。

楽しい想像は溢れてしょうがないですが、やっぱりそれだけじゃ終わらないのが私の悪い癖です。
やっぱり、考えを膨らませれば膨らませるほど一抹の不安が出てくるのも正直事実です。

もっとも、それは当然と言えば当然です。

なぜなら失礼を承知で言えば、
“関係者が増えれば増えるほどリスクも大きくなる”
からです。

これまでソウマトウ先生や担当者様の誠実な姿勢もあって、シャドーハウスは一切の汚点もなく今日まで物語を紡いできました。それが応援している方々にも波及したのか分かりませんが、読者の方々も同じように見受けられます。少なくとも、私がお会いした読者の方はみんな良い方ばかりです。


ですがどうしても露出が増えれば因縁をつける者も現れますし、俗にいう「アンチ」も出てくるかと思います。(品がないので「こびりつき」とでも呼ぼうかしら。あ、でもこびりつきは可愛いからダメだ。)

わがままかと存じますが、そういった者たちがシャドーハウスに汚言や罵声を浴びせるのを見て耐えられるかと言うと……。

ちょっと私は自信がありません。
世界中の人気作品が辿って来た道だと言われればそれまでですが、それでもなんだかなあと思ってしまいますし、それを自覚するたびに自分勝手だなあという考えが頭をもたげます。
一年前の自分にそんなことを言ったら殴られそうですね(笑)

まあ、これについてはシャドーハウスが広まるための産みの苦しみかも知れません。
何かを得るには何かを捨てなくてはいけない、なんてよく言いますしね。(でも狙いは両取り)


ただ。

まだあるのかと怒られそうですが、それでも心配なのが“炎上”でしょうか。

ここ数年だけでも、スタッフ間のやりとりが“イジメ”と認識されて大問題になった作品や、不透明な監督人事(降板)によって大騒動になった作品、原作者の意図しない設定を追加したことで世界観を壊してしまった作品など、アニメ化したばかりにトラブルになった漫画もいくつかあります。

シャドーハウスはソウマトウ先生も監修に携わっているとのことですし、制作サイドについては我々ファンはただただ信じるのみですが、どうかシャドーハウスにとって良い方向に進んでいって欲しいと切に願います。


まあ色々書いてみたものの、なんだかんだで私は楽観視してますけどね。

少なくとも、これまでのシャドーハウスを見ていれば根拠がないと言われようが私は成功を信じられます。シャドーハウスに醜聞は似合いません。


それに反例なら幾らでも挙げられます。

「けいおん!」や「ヤマノススメ」「ふらいんぐうぃっち」のように、制作会社・監督・スタッフ・声優・楽曲・スポンサー・モデルになった自治体・ファンに恵まれた幸せな作品だってあります。

それらの作品にシャドーハウスはきっと、いや絶対に名を連ねるでしょう。
これは予感ではなく確信です。


いずれにせよ詳細が分かるのは10月29日を待つしかありませんが、これまで同様あーだこーだ言っている時間はやはり楽しいものです。

それが物語の内容だけではなく、作品そのものの動向も楽しめるようになったとあれば、これ以上の幸せはあるでしょうか?

これからのシャドーハウスの快進撃に大期待です!