来客のない奇妙な館 ~シャドーハウス考察ブログ~

ヤングジャンプで連載中のソウマトウ先生作、“シャドーハウス”の考察ブログです。

2020年02月

影屋敷名言集(第1話~第50話)

結構前の話になるのですが、実は昨年12月に、第50話の公開直前に“影屋敷名言集”なるものをツイッターで投稿しておりました。

私選でシャドーハウスの名言を紹介する、という完全に自己満足的なものだったのですが、直後に一挙公開の大反響があってすっかり忘れておりました。

ただ此度発売された第4巻を読んだところ、丁度50話まで収録されておりましたので便乗してブログでもまとめて記事にしようかと思います。

私が好きな台詞を各話1,2個取り上げてコメントを付けたものですので、全部で53個あります。
(ツイッターでは第49話までの台詞しか投稿していませんので、本記事では50話の台詞が一つ追加されています)

特に生産性のない記事ですが、簡単に各話を振り返るには手軽かなと思いますので、参考までに見て頂ければ幸いです。

では続きよりどうぞ。


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第56話 大掃除

単行本第4巻が発売されたということで、扉絵はカラーのエミリコですね。

腰に手を当て、ドヤ顔で仁王立ちする姿。見事に4巻表紙のケイトと対になっています。

床が綺麗になっているということは、床に散らばった紙片はエミリコが掃除したのでしょう。
4巻表紙のケイトは問題行動を起こしていました。その主人に累が及ばないよう、証拠隠滅のためにきちんと掃除するエミリコは従者の鏡です。

その真実は、椅子の裏の袋の中にグッと入れてポーイッ、です。
(語彙力の喪失)

さて、題名は『大掃除』ですが、もちろんこの扉絵のことではなく本編のことを示しています。

前回のラストで、精悍な顔つきと素晴らしいポーズを決めたエミリコ。

今回のお話では大活躍を見せました。


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単行本第4巻発売

既に手に入れた方も多いかと思いますが、めでたく2月19日にシャドーハウス第4巻が発売されました!

前記事でも述べましたが、各書店でそこそこ扱いが大きくなってきており嬉しい限りです。

ところで、これまでは単行本発売の度にポスターやPVの公開がありましたが、今回はそういった動きはなかったようですね。
もっとも、特典カード配布が500店舗で展開されたこと自体がプロモーションだったとも言えますし、喜久屋書店(一部)とアニメイトでの特典復活もナイス判断だったと思います。

良い流れですね。 
このまま世界に広がれ! シャドーハウスの輪~~♪(※マリーローズの真似)

当記事では単行本4巻を読んでみて、気付いたことなどをまとめてみました。
また、3巻の時は別記事で書いた雑誌連載時との変更点も併せて書いていきます。(4巻の変更点は誤字修正2か所しかなかったため)

もちろんかなりネタバレも含みますので、続きよりお願いします。



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第4巻発売日 秋葉原レポート

今年に入ってから、相次いで嬉しい知らせが舞い込んできますね。
先日のソウマトウ先生のツイッターによれば1~3巻の再重版が決定したとのことです。

第2版の発行から一月足らずで3版目ということは相当売上げが伸びているのでしょう。著名な小説の如く、これから先もずっと読み継がれていく作品になると良いですね。
いつの日か、『初版発行2019年1月19日 5○版2070年9月6日』と書かれた単行本の奥付を見てみたいものです。

さて、ところでそんな妄想よりも大事にしなければいけないことがあります。
それは、現在リアルタイムでシャドーハウスを読んでいるファンの応援なくしては、将来も何もないということです。

丁度このタイミングで第4巻が発売されました。今巻の状勢が、今後のシャドーハウスの行く末を左右するといっても過言ではないでしょう。
幸い、此度の購入特典の配布店舗はほぼ全国に広がっているようです。
(目指せ47都道府県+海外展開!)

そこで今回も、単行本第4巻の発売に伴い秋葉原を廻ってきました!

もちろん各主要書店での販売・陳列状況もしっかりチェック済みです。

いつも陳列に力を入れて下さっている『とらのあな』はどうだったのか、特典が復活した『アニメイト』はどうなったのか、そして他の書店は……

毎巻恒例になりつつある秋葉原での発売日の模様を、ここではお伝えしていきます。

では続きよりどうぞ。
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第55話 ローズマリーの変

あらすじの前に、ちょっと時事ネタについて触れたいと思います。

最近何かと世間を賑わしている新型肺炎。
未だ収束する気配すら見せず感染は広がる一方となっております。問題は山積しているもののまったく先が見通せない状況を見て、気を揉む方も多いことでしょう。

専門外なので医療や政治の対応についてあれこれ言うつもりはありませんが、とにかく早い終息と患者の回復を願っています。


さて、危険な感染症というとよく耳にする言葉に“パンデミック”という用語があります。
厚労省のHPでは「感染症の世界的な大流行」(新型インフルエンザ対策行動計画の参考資料より)というざっくりとした説明しかありませんが、ようするに『広範囲で大多数が特定の感染症に罹り(感染または発症)、それが拡大している状態』のことを指すようです。
調べれば調べるほど明確な定義が分からず、おまけに危機的状況ではないのにWHOがパンデミック宣言をした事例(2009年の新型インフルエンザでの誤報)もあることから、『WHOが‟パンデミック”だと宣言したら、それがパンデミックである』といういささか乱暴な結論しか導き出せませんでした。

ところで、このパンデミックに似た言葉に“アウトブレイク”という用語があります。
国立病院機構によれば「一定期間内に同一病棟や同一医療機関といった一定の場所で発生した院内感染の集積が通常よりも高い状態のことである」とのことです。厚労省のHPでも、アウトブレイクという言葉は主に院内感染の対策に関する文章の中で散見されますので、医療機関内での感染症流行を重視した単語のようです。
もっとも『一定の場所』と書いてあるので、閉鎖空間内におけるハイレベルな感染症の流行と捉えれば良いのかなと思いました。

また、それと関連し“スーパースプレッダー”という用語もあります。
東京都感染症情報センターによれば、「多くの人への感染拡大の感染源となった患者」を指すとのことです。此度の新型肺炎でもニュースになったので聞き覚えのある方も多いかと思います。

…久々に前置きが長くなりましたね。
なぜこんなことを冒頭で取り上げたのかと言いますと、今回の第55話では「アウトブレイク」「スーパースプレッダー」という単語を想起せずにはいられない大騒動が発生したからです。

これまでとは違う館の恐ろしさが、またもや生き人形を襲いました。


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