来客のない奇妙な館 ~シャドーハウス考察ブログ~

ヤングジャンプで連載中のソウマトウ先生作、“シャドーハウス”の考察ブログです。

2019年12月

長く助走をとった方が より遠くに飛べるって聞いた

表題を見て、ピンと来た方も多いかと思います。

大人気バンド・Mr.Childrenの楽曲『星になれたら』の歌詞の一部です。

幼い頃の夢を捨てきれずに街を出た青年が、何も告げずに別れてしまった恋人に夢の成就を誓った曲です。
新しい旅路に向かう寂しさを桜井氏が見事に歌い上げていますが、明るい詞とメロディーを聴いているうちになぜか前向きな気持ちになる、不思議な作品です。

表題の歌詞は二番のサビの冒頭にあたります。
その後に「きっと笑える日が来る」といった旨の歌詞が続くのですが、まだブレイク前だった彼らの思いがよく表れた楽曲だと思います。

さて、なぜ唐突にこの作品を紹介したのかと言いますと、シャドーハウスの一挙無料公開に伴ってある疑問がネット上で取り沙汰されていたからです。

その疑問とは、
『序盤の日常パート(大体第1話~16話くらいまで)が長すぎないか?』
『早い段階でもっとキャラクターを登場させた方が良かったんじゃないか?』
『物語の本題に至るまでが遅く感じる』
などと言った意見です。

実際にソウマトウ先生も、週刊連載で小説と同じ構成を用いたことに対して
「超初歩的ミス!」(PIXIV FANBOXにて)と仰っています。

それが故、なかなか売り上げが伸びず、つい最近まで打ち切りも視野に入れていたとのことです。
本当に先日の出来事は天祐だったのだと、改めて感じました。

ただ、何も理由がないのにこのような構成を取ったわけではないことはファンの方はよくご存じかと思います。ましてや、自ら打ち切りを前提に連載を進める作家などいようはずもありません。

そこで今回の記事では、そういった多くの方が抱かれた疑問に対する、本ブログの見解を述べさせて頂きたいと思います。
続きを読む

第51話 ジョンとショーン

突然ですが、『男同士が殴り合って理解を深め合う』というプロットの元祖って何なんでしょうね?

ぱっと思い付くのは太宰治の “走れメロス”ですが、恐らくもっと以前に元ネタとなる話があると思うんですよね。物語のストーリーの大枠は1000年前には出尽くしてる、なんて言われているくらいですし。

丁度正月休みに入るので、少し各国の神話や故事を漁ってみようかなと思います。

さて、この件に関してはこれ以上語るとネタバレになりますね。
もう読んだ方はお分かりかと思いますが、またもやあの自由なお影様・ジョンがやらかしてくれました。

散々「ジャンプ漫画っぽくない」なんて評されてきた鬱憤が溜まっていたのか分かりませんが、第38話と同じく、シャドーハウスらしからぬ抱腹絶倒の喜劇が繰り広げられました。

では続きよりどうぞ。

続きを読む

これまでに明かされた謎

お待たせ致しました、久々のブログ更新です。
一時更新を停止していたにも関わらず、連日ご訪問やコメントを下さりありがとうございました。

シャドーハウスと出会ってからというもの、毎日のようにケイトやエミリコの活躍に触れていたので、10日前とはいえ遥か前のような気分です。更にその間に第51話の更新もありましたし、なんだか不思議な感じがします。

さて、本来であれば第51話のあらすじ紹介からいきたいところですが、まだギアが上がらないので以前書いた記事の振り返りをしたいと思います。
丁度50話という節目を迎えてキリが良いですからね。こういう機会は滅多にないですし。

その振り返る記事とは、今年の4月10日に更新した『まだまだ残っている謎』という記事です。

当時は2巻収録分の最後となる24話が公開されたばかりであり、次回の公開まで暫く日にちが開いていました。そこで3週間じっと待っているのも何でしたので、その時点でまだ分かっていなかった設定や物語の行方について、ざっくりと羅列したのが上記の記事でした。

あれからほぼ倍の回を重ねてきたシャドーハウス。
明らかになった謎や、まだ残っている謎、新たに生まれた謎など色々な変化がありましたので、それらについて少し見ていきたいと思います。

では第51話までのネタバレ等含みますので、続きよりお願い致します。
続きを読む

一時ブログ更新休止のお知らせ

当ブログを閲覧されている方へ


いつも当ブログをご覧頂きありがとうございます。
また、此度の50話記念無料公開に伴ってご訪問下さった方々もどうもありがとうございました。

急ですが、身内に不幸があったため1週間ほどブログの更新を休止致します。

従って、新記事の投稿やコメント等の返信は出来かねますのでご了承下さい。

明日は最新話の公開ですが、毎回書いている各話あらすじは来週までに間に合わないかと思います。
その場合まとめて2話分の記事を投稿する形になるかと思いますので、どうぞ宜しくお願い致します。

なお、シャドーハウスの話題であればコメント欄は雑談等に使って頂いても全然構いません。(ネットリテラシーの範囲で)

再開の暁には、これまでと変わらないご愛顧の程どうぞ宜しくお願い致します。

                              令和元年12月18日 来客のない奇妙な館管理人より

週刊ヤングジャンプのススメ

今回の記事ですが、実は以前にも似た内容で取り上げた事があります。

それをなぜ今頃また書くのかといいますと、先日の50話一挙公開によってシャドーハウスが一躍脚光を浴びたからです。
SNSの評価も絶賛の嵐で、それを眺めながらここ数日は相槌と『いいね』を連打しまくっています。おかげで首と右手人差し指が悲鳴を上げていますが、それすらも心地いい疲労です。

またありがたいことに、当ブログも多くの方にご来館頂き、いつの間にか訪問者数が1万人を突破しておりました。
12月12日~13日のアクセス数のグラフは、まるで常願寺川のようです。
(地理好きな人や富山県民ならわかるネタ)

肝心の考察をことごとく外しているブログなのに、たくさんの記事を読んで頂き感謝しきりです。
此度ご覧下さった方々、そして以前より読んで下さっている方々、どうもありがとうございます!

さて、ソウマトウ先生のSOSが功を奏し単行本もかなり売れているようです。そのため『応援したいのに電子版しか手に入らない!』なんていう声も聞こえてきます。
あまり大きな声で言えませんが、以前よりソウマトウ先生から売り上げが厳しいというお話がありましたので、2・3巻は発行部数自体が少なかったと推測されます。ですので、現在のこの状況にもどかしさを感じている方もいらっしゃると思います。
しかもあの豪華装丁を見たとあっては、購買意欲は増大する一方でしょう。
残念ながら定価以上の値を付ける販売サイトも出てきてしまいました。
(むしろ定価が低すぎる気もしますが、いずれにせよ現在の中古品は正規の価格ではありません)

でも忘れてはならないのが、ソウマトウ先生を応援する手段は、何も単行本の購入だけではないことです。

それは何かといいますと、掲載誌・週刊ヤングジャンプの購入です!

今回は雑誌ならではの良さ、そして今後もシャドーハウスの連載を読むための秘策・アンケートはがきの投稿方法について紹介していきたいと思います。

では続きよりどうぞ。

続きを読む
最新コメント
アクセスカウンター
  • 今日:
  • 昨日:
  • 累計:

  • ライブドアブログ